睡眠に関するQ&A ~中学3年生からの質問にお答えします(3)~

みなさんこんにちは。

今回のコラムは、中学3年生からいただいた質問に西川文化財団のスリープマスターがお答えします!

こちらのQ&Aシリーズも第三弾となりますので、ぜひ過去の回も併せてご覧くださいね。

・第一弾 nishikawabunkazaidan.or.jp/sleep/column/2023/122037/

・第二弾 nishikawabunkazaidan.or.jp/sleep/column/2023/122116/

Q.塾などがあり寝る時間が遅くなるので、よい睡眠をとるにはどうすれば良いですか?

まず食事ですが、夜の遅い時間帯に重い食事をとると消化活動のために寝つきにくくなり、浅い眠りになってしまいます。

塾などで夕食が遅くなる場合は、塾の前に少し食べておき、塾の後の寝る時間に近い食事は軽い消化に良いものを食べる「分食」を取り入れてみてください。

お家へ帰ってからの時間は、身体を眠りモードへとスムーズに切り替えるために、お部屋のあかりは少し明るさを落とし、ぬるめのお風呂につかるなどして、リラックスして過ごしましょう。

そして、毎日大体同じ時間に寝ることが、よい睡眠のためには大切です。

塾のない日の就寝時間にできるだけ近づけるよう工夫してみてください。

Q.なかなか寝付けない時どうしたら良いですか?

人は寝付くのに数分から15分程度かかるのが自然といわれます。もし布団に入って30分ほど経っても眠れない時は、一度寝床から離れて、あかりを少し落とした部屋でリラックスできることをして過ごし、眠気が出てきたらまた布団に入りましょう。また、ゆったりと深い呼吸を繰り返すのもおすすめです。

眠れないからといってスマホ等を使ってしまうと、画面から出るブルーライトやスマホで見た情報によって脳が覚醒してしまい、さらに眠れなくなってしまいますので、ぐっと我慢してくださいね。

Q.テスト前の勉強をしている時、睡眠か勉強、どちらを優先するのが良いですか?

睡眠をしっかりとることで、勉強した内容を脳に記憶するのを手伝ってくれます。

今は勉強もがんばり時かと思いますが、できるだけ夜遅くならず、勉強の後はしっかり眠ることをおすすめします。

Q.眠い、体がだるくて起きられない。

睡眠時間が不足していることが1つの要因として考えられます。

その他に、夜寝る時間がバラバラだったり、夜更かしをしていたり、休日と平日の起床時間が2時間以上ズレていたりということがあれば、もしかすると体内時計が乱れているのが原因かもしれません。

夜更かしは避けて、毎日規則正しい生活を送ってみましょう。

それでも改善されない場合には、専門の医師への相談することをおすすめします。