今回のコラムは、中学1年生からの質問に答えるQ&Aの第二弾です!
Q.早く寝ても朝全然起きられません。
⇒睡眠時間がとれているのに朝スッキリ起きられないのは、睡眠の質が良くないことが原因かもしれません。
睡眠の質に大きく関わってくるのが寝る前の行動ですが、皆さんは毎日はどう過ごしていますか?寝る直前にスマホやゲームでブルーライトを浴びていたり、激しい運動をしたりしていませんか?
夜の理想的なタイムスケジュールとして、夕食は寝る2時間前、入浴は寝る1時間前くらいを目安に終えるのがベターです。
そしてお風呂からあがった後は、部屋の照明を暗めにセットし、間接照明などを使ってリラックスモードで過ごします。
この時間帯には、スマホ・ゲーム・パソコンなどブルーライトが出るものからは離れましょう。読書や音楽鑑賞をしてゆったり過ごすのがオススメです。また、瞑想や深呼吸をしたり、軽いストレッチを行ったりするのも良いでしょう。
Q.睡眠時間が18時間だった友達がいます。健康によいのでしょうか?
⇒いくつかの研究によると「長すぎる睡眠はかえって身体に悪い」という報告がされています。
まだ完全には解明されていないことも多いのですが、心と身体の健康のためには極端に長すぎない、適度な睡眠時間をとることが大切ですね。
もちろん個人差はありますが、中学生に必要な睡眠時間は8時間から9時間程度です。
朝すっきりと目覚められ、日中眠気がなく元気に過ごせる、自分にとってベストな睡眠時間を見つけましょう。
Q.寝なくても体調が崩れない人がいるのはなぜですか?
⇒6時間未満の睡眠でも十分に健康を維持できる短時間睡眠体質の人がいます。ショートスリーパーと呼ばれたりしますね。
短時間睡眠でも元気に生活している人についての研究で、体内時計に関する時計遺伝子に変異があることが分かったそうです。
この変異遺伝子を持っている人が一体どのくらいいるのか、というのは正確な数字は調べられていませんが、実際には非常に少ないということです。
「ショートスリーパーに憧れる」という人は結構多い印象がありますが、育ち盛りの中学生の皆さんには是非たっぷりと睡眠をとってほしいと思います。
部活に勉強にと忙しい毎日だからこそ、しっかり睡眠をとって毎日元気に過ごしましょう。
中学1年生からのQ&A第一弾もぜひご覧ください。