2023年10月24日（火）、中国より来日された山東泰山管理研修学院の皆さまに、京都市内の会議室において、近江商人セミナーを実施しました。

これは、海外の企業等に対してコンサルタント業務を展開されている株式会社NYY様（本社：さいたま市）からのご紹介により実現したものです。

当日は、近江商人の哲学を学ぼうと、同学院より33名の方がご参加くださいました。

セミナーでは、事前にNYY社様にて中国語に翻訳いただいたスライドを用い、中国語への通訳を交えながら、お話を進めていきました。

近江商人の代表的なキーワードである「三方よし」や、中国の荀子が最初に唱えた「先義後利」という言葉が代表的な八幡商人・西川利右衛門家の家訓として代々伝えられていること、さらには西川甚五郎家に遺る「店則（定）」に込められた先祖の教え、などを興味深く聞いていただきました。

また、セミナー終了後の質疑応答では活発な意見交換を行うことができ、「経営者と従業員が”家訓”のような理念を共有することが、会社が永続していくうえでとても重要である」という認識をともに感じ、私どもにとっても有意義な時間を過ごすことができました。

将来、皆さま方が経営される企業体で近江商人の理念が伝えられたなら、こんなに素晴らしいことはないと感じました。

山東泰山管理研修学院の皆さま方の今後のご活躍を祈念いたします。