「あたたかく眠るコツ」Part2

前回のコラム「あたたかく眠るコツ」Part1はお読みいただけましたか?

今回は、Part2をお送りします。

就寝30分前から、ふとんをあたためましょう

ふとんの中が冷えていると、せっかくお風呂などで体をあたためても、血管が収縮して冷える原因に。また、換気によって室温が低下していたら寝具も冷えてしまうため、就寝30分程前から、湯たんぽや加温機能がある寝具を利用してふとんの中をあたためるのがおすすめです。

また、シーツやカバー類などをあったか機能素材や起毛素材にすると、ふとんに入ったときのひんやり感が和らぎます。

 

掛けふとん+毛布を掛ける順番は、毛布を下にして体の一番近くに!

 寒くなると多くの方が疑問に思われる「毛布と掛けふとんはどちらが上?下?」という問題。素材の肌触りなどの好みもあるため、ご自身が落ち着く方法で問題はありませんが、毛布を体の一番近くに、掛けふとんの下(内側)に使用することをおすすめしています。

最近の毛布は、優れた素材開発によって機能性はもちろんですが、肌触りにも非常にこだわった商品が多くあります。

そのため、あたたかさだけでなく、気持ち良い風合いでリラックスしていただくためにも、体に触れる部分での使用をおすすめします。

 また、天然素材と化学繊維それぞれに素材の特徴がありますので、お好みの肌触りや使い勝手、寝室環境などに合わせてお選びください。

●天然素材の毛布の特徴

天然繊維、なかでも特にウールなどの動物性繊維は吸放湿性に優れているため、肌の近くで使用してもムレにくいのが特徴です。

また、薄くて軽いものは、掛けふとんと体の隙間を適度に埋めてフィット感を増してくれるため、肩口までしっかりあたためてくれます。

 

●化学繊維の毛布の特徴

アクリルなどの化学繊維は、天然繊維に比べると吸放湿性が低く蒸れやすいものの、保温力に非常に優れ、やわらかな風合いが特徴です。

冬物寝具によく見られる吸湿発熱素材の毛布は汗や湿気を吸って発熱する機能に優れています。

 

●羽毛布団と毛布を併用する場合のポイント

“軽くて、あたたかい”という羽毛の特徴を損なわない、軽くて肌沿いの良い毛布を選ぶことも大きなポイントです。また、保温性に優れた羽毛ふとんは、1枚掛けでも充分あたたかくお休みいただけますので、寝室環境によって選ぶこともおすすめします。

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