今回のコラムは、睡眠に関するQ&Aの第三弾をお送りします。
中学3年生からもらった「睡眠に関する質問」にスリープマスターがお答えします!
Q.塾などがあり寝る時間が遅くなるので、よい睡眠をとるにはどうすればいいですか。
A.寝る前に食事をとると食べたものを消化するため胃腸が活発に働き、眠りの質が低下する原因になります。塾で夕食が遅くなる場合は、塾の前に少し食べておき、塾後の食事は軽くし、消化の良いものにするといいでしょう。
毎日同じ時間に寝ることがよい睡眠にとって大切ですから、できるだけ塾のない日の就寝時間に近づけるよう工夫してみてください。身体を眠りモードへといざなう準備として、部屋の灯りを落としましょう。
また、お風呂はぬるめにしましょう。
Q.真っ暗な部屋か豆電球がついている部屋のどちらがいいですか。
A.光が直接目に入ると眠りを妨げるので、基本的には消灯することが望ましいです。でも真っ暗で不安な場合は豆電球がついていても大丈夫です。
フットライト(足元灯)などの間接照明も活用すると良いでしょう。
Q.授業中に眠たくなった時、どうしたら目が覚めますか。
A.授業中に眠くなりそうと感じたら、休み時間に10分程度机に伏せ寝して仮眠をとることをおすすめします。
眠気が解消されるとともに、脳の疲れも解消されます。
→また、休み時間に深呼吸しながらストレッチを軽くするのも気分が少しリフレッシュできます。
Q.寝ると痩せる(体重が減る)というのは本当ですか。
A.睡眠によって、食欲に関わるホルモンの分泌を正常にコントロールできると言われています。
食欲を抑えるホルモン「レプチン」と、食欲を増進させるホルモン「グレリン」があります。
たっぷりとした良質な睡眠によって、この2つのホルモン分泌をコントロールすることで、食べ過ぎを抑え、健康な体重の維持につながるということなんですね。
「睡眠と食欲が関係している」なんて、意外に思う方もいらっしゃるかも知れませんが、これも睡眠の大切な役割の1つです。